がま口財布とは?
がま口財布とは、金属製の口金(くちがね)をパチンと開閉する構造を持つ財布のことです。
口金を押すことで開き、離すと閉じる。このシンプルで分かりやすい仕組みが、がま口財布の最大の特徴です。
口を開いた形が蛙(かえる / がま)の口に似ていることから、日本では「がま口」と呼ばれるようになりました。
がま口財布は、構造そのものが非常に特徴的です。
- 開閉部が金具のみで構成されている
- ファスナーやボタンがない
- 開いた瞬間に中身が見渡せる
そのため「開く・出す・閉じる」という動作が直感的です。財布としての使い方が迷いません。
がま口の構造自体は、19世紀ごろのヨーロッパで使われていた金具に由来します。
それが明治時代以降、日本に伝わり、
- 小銭を使う文化
- 着物や和装小物との相性
- 布・革製品の手仕事文化
と結びつき、日本の日用品として独自に定着していきました。
現在私たちがイメージする「がま口財布」は、この日本での発展を経た姿だと言えます。
次回、がま口財布の弱点